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わみめも

NefryやSofmoといった開発者向けボードを作ったり、AndroidやFlutterアプリ作ったり、Webで遊んでみたり、手当たり次第になんでもやっちゃう人のサイト

Nefryいろんなウラの話

Nefryというボードがどのように生まれ、どのように成長していったのかまとめたものになります

wami

2020/7/4 追記

 2年前に書いた記事を振り返ってみると、実際に実現できたことも多々あって、やってこれてほんとによかったなと思います。

 現在、他のESP32ボードに押されてしまっていますがこういった情報の蓄積は非常に強みであり、支えていただいた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

Nefry AdventCalendar最終日の担当のわみです!

まずは今日までNefry Advent Calendarを書いてくれた皆さんに感謝です!!はじめのころはちゃんと埋まるのか不安ですがみなさんのおかげで今日まで無事にこれてホントにうれしい気持ちでいっぱいです!

最終日のテーマとして、Nefryの作者から見たNefryの過去と未来の夢の話をしようと思います。ぜひご覧ください!

Nefryの過去話

Nefryの過去話として、作ったNefryの遍歴をぱぱっとまとめてみようと思います。

Nefry誕生

Nefryは2015年8月9日に開催されたJS Board Shibuyaというイベントをきっかけに知り合ったMilkcocoaの中の人である川野さん、平間さん、落合さんとの会話から

ESP8266を簡単に触れるボードがほしい

というこの一言から生まれました。

初期Nefry

一番初期に作られたNefryの原型となるものです。

この時はジャンパーワイヤで切り替えをしないと書き込みができないものでしたが、これでもあの当時はそれなりに便利に使えるボードでした。 switch-scienceさんのEsprシリーズすらなかった時代でした。

まだNefryという名前すらついてないですねw

Nefry (v1)

IMG_20151214_115935.jpg

このあと第2号として先ほどボードの改良版として今のNefry v2に近い形のNefry(v1)?を2015年11月ごろに作成しました。 このころのバージョンはフリスクケースを改造したケースが付属していました。結構量産が大変でフリスクを山のように食べていた思い出がありますね。

このバージョンは60個程度つくってイベントなどで販売していました。無事に全数捌けたのがうれしかったですね。

この時は今まで続くシリーズになるのかどうなのか確定していなくてフワフワしていたように思います。

このころは写真に写っているMilkcocoaとどうやっていこうかと模索していたように思います。 全部私が手で半田付けとかしていたのでなかなか大変でしたね。 あとこのころにのびさんと出会ってLIGブログで記事を書くことになりましたね。そう思うとこのタイミングが今に至る転換点だったように思います。

Nefry v2

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2016年7月にNefry(v1)の改良版としてNefry v2を作成しました。 このころから中国に量産をかけるようになりました。MDFのケースが付属するようになったのもこのタイミングからですね。

このタイミングでのびさんがLIGから独立してdotstudioになったのもこのタイミングに近いですね。 dotstudioになってからネット販売が増え、累計で150台程度販売されました。

販売してから反省したのですが、シリアル変換を搭載すればよかったと思ってますw

このタイミングから徐々にコミュニティが生まれ始めたのかなと思います。

Nefry BT

top-hero_nefry.png

2017年5月にクラウドファンディングをした、Nefry BTです。

dotstudioと共同で開発、販売を行いました。これがたった3時間足らずで目標金額を達成することになるとは思いませんでした。 みなさんに支援していただけてホントによかったです。

Facebookグループなどで最近書き込みが多くコミュニティが発展しているのはホントにうれしいです!!

予想以上の売れ行きで現在在庫切れで申し訳ないです…(´・ω・`)

次のロットを量産しているので少々お待ちください!!

Nefryの未来の夢

これまででNefryの過去話をしました。 ちょっとこれから私の思い浮かべる未来の夢のお話をしようかと思います。

今のところのNefryは累計出荷台数をまとめてみました。

Year Nefryシリーズ合計出荷台数
2015 30
2016 100
2017 350
2018 400
2019 200

2019年までのものを追記

そのためにもいろんなことができるようにサポートしていきたいと思います!

Nefryクラウド

Nefryクラウド(仮)をつくってみたで軽く紹介しましたが、Nefryクラウドなるものを拡張して、jsや多言語のライブラリからNefryのデータを取得したり、Nefryにデータを送ったりできる環境があるといいなと思っています。

最近クラウドファンディングでみたobnizというデバイスで目標としていることと同じことができて支援者が集まっているのをみると、ある程度需要はあるのではと思っています。

教育分野への進出

BlocklyDuinoなどのビジュアルプログラミングでNefryのプログラミングができるようになったらいいなと思っています。 そこまで簡単じゃなくてもドキュメントの整備をして入門することを簡単にして、**「 IoTをするならNefry♪ 」**という世界にしたいです。

BLE対応

Nefry BTでのBLEの対応は十分ではないので、その対応をしたいと思っています。 その対応に合わせて今のNefryのWebページからできるWiFi設定やモジュールの設定をBLEで設定できるようにしたいと思っています。

Web Bluetoothをつかってそのあたりのサポートができれば十分かなと思っています。

本とか

単行本みたいな形でセンサの使いかたやNefryの深い話とかできたらいいな

+コミュニティでセンサを使ったことをまとめられるところがあるといいなぁ

#まとめ

今のNefryはまだまだ成長途中ので皆さんぜひ支援していただけると幸いです! Nefryライブラリはオープンソースとなっているのでぜひ皆さんのコミットをお待ちしています。

例:NefryBTのファームウェアを自分用に改造して動かそう

FacebookグループもありますのでNefryに興味があればぜひご参加ください!

学生のころからいままで支援してくれた皆様に感謝&これからもぜひ支援していただけると幸いです!ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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NefryやSofmoといった開発者向けボードを作ったり、AndroidやFlutterアプリ作ったり、Webで遊んでみたり、手当たり次第になんでもやっちゃう人
やってること
・ IoTデバイスNefryシリーズの開発、販売
・ 基板やファームを含むハードウエアやWeb、Androidアプリの受託開発
・ 専門学校やハンズオンなどの講師
・「同人ハードウェアmeetup」 #dhwmu や名古屋版IoTLTなどイベントの主催